ロスガード「うるケア」内部にカビ発見|一条工務店アプリで相談した体験談

うるケアのカビ 入居後の暮らし

我が家は築4年目に入りました。
換気システムのロスガードは、「うるケア」というタイプです。

フィルターと防虫袋を交換するときに内部をよく観察してみたところ、黒いカビのようなものを見つけました。
ロスガードのカビは、一条工務店のオーナーさんのSNSなどで見かけたことがあり、「ついに我が家もか」という気持ちでした。

結果としては、一条工務店アプリから相談して2週間余りでパナソニックの技術者さんが来てくれて、作業は1時間ほど、費用は築4年目の我が家では無料でした。

この記事では、次の内容をまとめます。

  • カビの見つけ方と、一条工務店アプリへの相談の仕方
  • パナソニックの技術者による熱交換素子の交換の様子
  • 施主が触れるフィルター周りのカビと、我が家の掃除方法
  • うるケアの日々のメンテナンス頻度

同じうるケアにお住まいの方の参考になればうれしいです。

この記事には、カビの写真が含まれます。
苦手な方は、写真の部分を飛ばして読んでください。
文章だけでも内容は分かるようにしています。

ロスガードとは?うるケアとさらぽかの違い

ロスガードは、一条工務店の第1種換気システムの名前です。

同じ「ロスガード」という名前でも、うるケアとさらぽかではメーカーまで異なります。

うるケアはパナソニックとの共同開発です。
公式ページでも、一条工務店とパナソニックが共同で実現した全館加湿&換気システムとして紹介されています。そのため、故障などの際にメンテナンスに来るのはパナソニックの技術者になります。

参考:一条工務店 公式「ロスガード90 うるケア」

うるケア内部のカビの見つけ方|スマホで動画撮影が便利

ロスガード うるケアの下部開口部と内部のカビ

うるケアは、一見すると収納の折戸のような扉が付いています。
ただ、この扉は開けられません。
開けられるのは技術者だけです。

施主が触れるのは、下部にある小さな開口部だけです。
フィルターも防虫袋も、この開口部から交換します。

ただ、この開口部は狭くて、中が見えづらいです。
そこでおすすめなのが、スマホで動画撮影することです。
開口部の中にスマホを向けて撮影し、あとで動画を見返すと、カビを見つけやすくなります。

一条工務店アプリで相談|対応が分からなくても、まず聞いてみた

カビらしきものを見つけたものの、一条工務店側でどんな対応をしてくれるのかは、正直分かりませんでした。
そこで、一条工務店アプリから相談する形で依頼をかけました。

アプリでは、次の内容を送りました。

  • カビと思われる部分の写真を添付
  • ロスガードの内部でカビを発見したこと
  • 何か対応してもらえるのか、という質問

その結果、依頼から2週間余りでパナソニックの技術者さんが訪問してくださり、費用は無料でした。

ただ、これは我が家の場合の話です。
築年数や状況によって対応が変わる可能性もあります。
我が家のように「どう対応してもらえるのか分からない」と迷っているなら、まずは一度、アプリで相談してみてください。

パナソニックの技術者が熱交換素子を交換|作業は1時間ほど

後日、パナソニックの技術者さんが2人で訪問してくださいました。
交換するのは、中の大きな部品である熱交換素子です。作業時間は1時間ほどでした。

熱交換素子とは?

屋内の空気を熱交換素子に通して、室内の温度と湿度を回収。
屋外からの新鮮な空気に移し替えながら換気します。

想像以上に大がかりな作業

作業の流れはこうです。

  1. ビスを外して扉を外す(扉を外すだけでも大変です)
  2. 内部のパネルを外す
  3. 上部の基盤なども外して、下部の熱交換素子を取り出し交換

交換するのは下部の熱交換素子だけですが、それを外すために上部の部品まで外す必要があり、作業量はかなり多い印象でした。
外した部材と内部の様子です。熱交換素子はここには映っていません。

ロスガード うるケアの内部

外した熱交換素子はどうなっていた?

外した熱交換素子は大きな段ボールのようなBOX型の形状です。
外したものを見ると、カビが見られたのは1面のみで、他の面はきれいな状態でした。

カビが付着した熱交換素子

パナソニックでは、試験室でこの部分にカビを付着させたサンプルを使った試験をしていて、反対側ではカビが発生しないことを確認しているそうです。
この内容は、パナソニックからいただいたFAQの紙にも書かれていました。

また、カビの菌は生活空間に普通に存在しているため、全くカビさせないというのは難しいというお話でした。

新しい熱交換素子は防カビ対応

新しく取り付けられた熱交換素子には、カビが発生していた面に防カビ効果のある不織布が貼ってありました。
これまで我が家で使っていたものとは、タイプが違います。

防カビ不織布が貼られた新しい熱交換素子(第2世代)

我が家のうるケアは初代で、黒い防カビ剤入り不織布のタイプは第2世代とのこと。
2026年10月現在の新築の家のうるケアは、第2世代のタイプが最初から付けられているそうです。
いつ第2世代に切り替わったのか聞いてみましたが、不明とのことでした。

ただし、この黒い不織布のタイプでも完全にカビが防げるわけではないとのことです。

我が家は近所に田んぼがあります。
その影響があるのか聞いてみましたが、「わからない」というお答えでした。

施主が触れるフィルター周りのカビは、発泡スチロールで掃除が難しい

実はカビが見えたのは、熱交換素子だけではありません。
施主が交換できるフィルターや防虫袋の周りにも、カビが見えます。

発泡スチロール部分に見えるカビ

ここで困るのが、この部分の素材です。
発泡スチロールでできています。
発泡スチロールは、強い洗剤などの薬剤を使うと溶けてしまいます。
そのため、薬剤を使った掃除はできず、水拭きくらいしかできません。

カビが見えているのに、しっかり除菌できないのは、正直なところ残念です。
なぜこの部分の素材が発泡スチロールなのか、理由は分かりません。
ただ、カビが出やすい場所で、掃除しづらい素材というのは、個人的には素材として適していないのではと感じてしまいます。

我が家の掃除方法|掃除機のついでに水拭き

薬剤が使えない以上、できることは限られます。
我が家では、これ以上カビが増えないように、掃除機で吸うタイミングで水拭きをすることにしました。

気をつけているのは、次の2点です。

  • 水分が残るとカビやすくなるので、水分が飛んでから元に戻す
  • 奥は手が届かないので、隙間掃除用のお掃除グッズを使う

隙間用のお掃除グッズで、おそうじシートなどを使って掃除することができます。
薄いのでフィルターを差し込む溝にもフィットするため便利です。

ロスガードのカビは再発する?

結論から言うと、完全に防ぐのは難しく、再発する可能性はあると考えています。
施主が触れる範囲のカビも、薬剤が使えず、完全に除去するのは難しいため、なおさらそう感じます。

ただ、不織布が黒くなったことで、これからはカビの有無を目視で確認しにくくなります。
確認できなくなる点には、少しモヤモヤもあります。

それでも、カビの影響が反対側まで及ばないのであれば、安心して使い続けられそうです。
パナソニックが試験室で確認していることがFAQにも書かれていたので、その点は信頼できると感じています。

ロスガードうるケアの日々のメンテナンス

公式ページでは、うるケアの加湿ユニットは、排水・乾燥・給水が自動で行われると紹介されています。
毎日の水入れやシーズンごとの加湿フィルター掃除が不要、という点が大きな魅力です。

ただ、換気システムとしてのお手入れが全くいらないわけではありません。
給気側・排気側のフィルターなどは、施主が定期的にお手入れする必要があります。

外壁面の換気口は、メンテナンス不要です。
パナソニックの技術者さんにも確認済みです。

「お手入れ」ランプは時間で点灯する

うるケア壁リモコンの『お手入れ』ランプ

壁リモコンには、メンテナンスを促す「お手入れ」ランプがあります。
点灯したらメンテナンスのタイミングです。
給気か排気のお手入れをして、終わったらリセットボタンを押してランプを消します。

ここで一つ注意があります。
この「お手入れ」ランプは、汚れを感知して点灯するわけではありません。
一定の時間が経つと点灯する仕組みです。
勘違いしやすいところなので、気をつけてください。

排気口(RA)のメンテナンス

RAは、ロスガードの排気口のことです。
天井の四角い部分は「排気グリル」と呼ばれます。

  • 毎月:排気グリルを掃除機で吸う
  • 2〜3か月ごと:排気グリルの中のフィルターを掃除機で吸う(汚れがひどい場合は水洗い)
  • 半年ごと:フィルターを新しいものに交換

我が家は掃除機で吸う代わりに不織布のフィルターを貼っており、隔月で交換しています。

給気(ロスガード本体)のメンテナンス

  • 2〜3か月ごと:給気フィルターを掃除機で吸う
  • 1年ごと:フィルターと防虫袋を新しいものに交換

我が家は1年ごとのフィルターと防虫袋の交換だけ実施してきました。

うるケアのフィルター交換手順について、操作が不安な方はこちらの記事をご覧ください。

我が家の今後のメンテナンス方針

今回のことで、考えを改めました。

フィルターの掃除
これまで我が家は、フィルターと防虫袋を年1回交換するだけで、掃除機でフィルターを吸うことはしていませんでした。
吸っても吸わなくても見た目があまり変わらなかったからです。
ただ、技術者さんから2〜3か月ごとの掃除を勧められたので、今後はきちんとやるつもりです。
あわせて、発泡スチロール部分は掃除機のタイミングで水拭きします。

まとめ

  • 開口部は狭くて見えづらいので、スマホで動画撮影するとカビを見つけやすい
  • 対応が分からなくても、写真を添付して一条工務店アプリから相談できる
  • 我が家は依頼から2週間余りで訪問、作業時間は1時間ほど、熱交換素子の交換は無料だった
  • 防カビ不織布のタイプでも、完全にカビが防げるわけではない
  • 施主が触れるフィルター周りは発泡スチロール製で、薬剤は使えず水拭きのみ。水分を飛ばしてから戻す
  • 「お手入れ」ランプは、汚れではなく時間の経過で点灯する
  • フィルターは2〜3か月ごとに掃除する

見た目が変わらなくても、定期的に確認する習慣をつけておくと安心です。
もし内部にカビを見つけたら、迷わず一度、アプリで相談してみてください。

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