一条工務店の図面では「1マス=91cm」と表記されますが、壁の厚みがあるため、実際の内寸は別物です。
たとえば廊下を1マスで設計すると、図面では91cmのつもりでも、完成すると有効幅は約78cm。
「91cmの廊下なら広いはずなのに…あれ、なんか狭い?」というギャップが起きやすいポイントです。
今回は、
- なぜ91cmなのに内寸は78cm前後になるのか
- 何マスなら実際どれくらいの広さになるのか
- 家具配置で失敗しないための考え方
を、図解と実測データをもとにわかりやすく解説します。
一条工務店グランスマートの内寸の計算方法
先に結論を書くと、内寸は次の式で考えると実態に最も近くなります。
室内寸法 ≒ 91cm × マス数 − 約13cm
91cmの正体|一条工務店の図面と内寸がズレる理由
① 図面の91cmは「柱芯〜柱芯」の寸法

図面上の91cmは、柱の中心から中心までの距離です。
この中には、
- 柱
- 壁の下地
- 石膏ボード
- クロス
といった壁の厚みが含まれています。
② 内寸は「壁の内側〜内側」
私の家で1〜7マスまで実測したところ、どのマス数でも
「図面寸法(91×マス数)から約13cm引いた値」になっていました。
つまり、壁の厚みとして約13cmが差し引かれる傾向は、どの場所でも共通でした。
これは外壁面でも内壁面でも同じ結果でした。
ここでの内寸実測データは、幅木込み・床測定での値です。
壁から壁で測ると幅木分約1cm広くなります。

内寸を知ることで家具配置の失敗を防ぐ
内寸は先ほどの計算式で出せますが、いちいち計算するのは面倒なもの。
パッと知りたいときは、下の早見表が便利です。
室内寸法の早見表(0.5マス刻み)
| マス数 | 図面寸法(91×n) | 室内寸法の目安(−13cm) |
|---|---|---|
| 0.5 | 45.5cm | 32.5cm |
| 1.0 | 91.0cm | 78.0cm |
| 1.5 | 136.5cm | 123.5cm |
| 2.0 | 182.0cm | 169.0cm |
| 2.5 | 227.5cm | 214.5cm |
| 3.0 | 273.0cm | 260.0cm |
| 3.5 | 318.5cm | 305.5cm |
| 4.0 | 364.0cm | 351.0cm |
| 4.5 | 409.5cm | 396.5cm |
| 5.0 | 455.0cm | 442.0cm |
| 5.5 | 500.5cm | 487.5cm |
| 6.0 | 546.0cm | 533.0cm |
| 6.5 | 591.5cm | 578.5cm |
| 7.0 | 637.0cm | 624.0cm |
家具・収納計画で失敗しないために
図面だけで判断すると、実際の室内寸法とズレが生まれやすくなります。
早見表にないマス数の場合は、
- まずは「91×マス数−13」で概算
- 最終決定は必ず現地実測
この2ステップで考えるのがおすすめです。
同様に自在棚の幅も、この内寸で考えるのが正しい幅になります。
詳しくは、こちらの自在棚の記事で紹介しています。
まとめ:一条工務店グランスマートの内寸に注意
- 一条工務店の1マス91cmは「柱芯寸法」
- 室内寸法は壁厚分が引かれる
- 正しい考え方は91×マス数 − 約13cm
- 「1マス=78cm」と丸暗記すると誤解のもと
図面を見るときは「91×マス数−13」で室内寸法をイメージしておくと、家具選びや収納計画の失敗を防げます。
なお、一条工務店の最新情報は一条工務店公式サイトも確認してください。
理想の家づくりを目指しましょう。
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