「書斎まではいらないけれど、PCを置く場所は欲しい」——そんなときに便利なのが、押入をミニ書斎として使う方法です。
わが家(一条工務店グランスマート)では書斎をつくりませんでした。
各自の個室があるので夫も特に必要としていなかったのですが、PCを置ける作業スペースだけはどこかに欲しかったんです。
そこで思いついたのが、押入の中段をそのまま”机”として活用するというアイデアでした。
一条工務店の押入C(奥行45タイプ)

わが家が選んだのは、一条工務店の「押入C」奥行45タイプ。
押入の中に棚板が1枚つくタイプです。

間取りを検討している方の参考になるよう、まずは押入のサイズ詳細から紹介します。
サイズ詳細
奥行45タイプと言っても、収納内部の奥行きは45cmもありません。
自在棚を付ける場合は30cmのタイプを設置することになります。

幅:79cm(床は、幅木を除くと77.5cm)
奥行き:33cm(扉ギリギリまで物を置くとすれば、41cmまでなら収納可)
押入の開口部と天井
押入は内部よりも、開口部のほうが狭くなります。
上から見ると建具枠が凸凹していて、一番狭い部分の幅は67cmしかありません。
さらに、扉の種類によって開口幅が変わる点にも注意が必要です。
観音開きの扉の場合、開け方によっては最短で約60cmまで狭くなります。

押入の天井高は、部屋と同じく240cmあります。
扉より上部の高さは約35cmありますが、奥行きが浅いため実質的に物を置くのは難しく、デッドスペースになりやすい部分です。
一条工務店の「押入C」をミニ書斎として使う
押入の中段を”そのままデスク”として使っています。
当初は自在棚を机代わりにしようと考えていたのですが、設計士さんから
不安定なので作業台として使うのはおすすめしない
とアドバイスを受け、中段をデスクにする形に落ち着きました。
ただ、実際に暮らして自在棚を使ってみると、思っていたほど不安定さは感じません。
そのため、今振り返ると「自在棚をPCデスクにしても問題なかったかもしれない」と思うほどです。
デスク高さは70cmに設定
中段の高さは70cmにしています。
ただし、最適な高さは使う椅子の座面の高さによって変わります。
実際に使う予定の椅子に座って、手元の高さを測ってから指定するのがいちばん確実です。
このひと手間で、作業時の疲れにくさが大きく変わります。
ちなみにわが家は何となく70cmにしましたが、今思えば75cmのほうが使いやすかったかもしれません。
高さ設定は、実際に椅子で測ってから決めることをおすすめします。
PC作業の流れ
専用の椅子は設けず、ダイニングの椅子で兼用しています。

- 下に置いているプリンターを、台車ごとスッと手前へ移動
- ダイニングの椅子を押入前にセット
- そのままPC作業スタート
プリンターは無印良品のポリプロピレン平台車に乗せています。
普段は中段の下に収納しておき、使うときだけコロッと引き出すだけ。
キャスターが軽く動くので、片手でラクに動かせてストレスがありません。
さらに、プリンターのコンセントは差しっぱなしでも問題なく引き出せるため、毎回の配線作業も不要です。
押入内の照明もひと工夫
照明は、中段の上にある自在棚の裏側に貼り付けています。
押入の中はどうしても暗くなりがちなので、作業用ライトを仕込んでおいたのは大正解でした。
押入内のコンセントについて
押入内部にはコンセントも設置しています。
そのおかげで、パソコン・プリンター・照明などをすべて押入内にまとめても配線に困りません。
基本的にコンセントは差しっぱなしでOKなので、使うたびに抜き差しする必要もなく、とても快適です。
一条工務店のコンセントは、一定数までは標準仕様に含まれています。
それを超えるとオプション扱いになるため、家全体で何か所つけるかによって、標準内に収まるかどうかが変わります。
押入内に付けたいと思っている方は、設計士さんに現在の合計数を確認してみることをおすすめします。
押入の中に自在棚も追加
収納内には自在棚も追加しました。
棚の高さを自由に変えられるので、PCまわりの小物や書類を置くスペースとしてとても便利です。
当初は3段にする予定だったものの、実際に物を入れてみると2段でいっぱいに。
先ほど触れたように上部の壁に阻まれて、置けるスペースが想像より少なかったんです。
収納のデッドスペース問題は、実際に作ってみないと気づけないことが多いですね。
とはいえ、2段でも十分でした。
PC上部の棚に書類をまとめて収納できていて、これが本当に助かっています。
書類って気づくとどんどん増えるし、捨てていいか判断しにくいものも多いので、手元にまとめて置けるのは大きなメリットです。
気になる点:自在棚の耐荷重と押入Dという選択肢
一点だけ気になるのが棚の耐荷重。
自在棚は1マス幅の場合、1段あたり20kg以内が目安です。
紙類は意外と重く、正直「超えているかも…?」と少しヒヤッとしています。
そう考えると、棚板が2枚つく押入Dにしておくほうがよかったかもしれません。
固定棚なので耐荷重を気にせず使えますし、書類をたっぷり収納したい方には押入Dのほうが向いているかもしれません。
自在棚のサイズや耐荷重についての詳細は別記事で詳しく書いていますので、併せてごらんください。
まとめ
独立した書斎を作らなくても、押入を活用すればPCスペースは十分確保できます。
扉を閉めてしまえばすっきり見えるのも、ミニ書斎として使う大きなメリットです。
実際に使ってみてよかった点と、今ならこうしたいと思う点をまとめておきます。
やってよかったこと
- 押入Cの中段をデスクにして、書斎スペースを確保できた
- プリンターを台車に乗せておくことで、出し入れがスムーズになった
- 押入内にコンセントを付けたことで、配線がすっきりまとまった
- 自在棚を追加して、書類をPC上部にまとめて収納できた
今ならこうしたいこと
- デスク高さは何となく70cmにしたが、椅子に合わせてしっかり測ってから決めればよかった(75cmのほうがよかったかも)
- 書類をたっぷり収納したいなら、自在棚より棚板2枚固定の押入Dのほうが耐荷重の面で安心
「書斎までは要らないけど、PCスペースは欲しい」という方に、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
