新しい家での暮らしを楽しみにしていたのに、入居してすぐ「ん…この音、何だろう?」と気になってしまったら、少しショックですよね。
私の場合、一条工務店の平屋グランスマートに住み始めてからずっと悩まされているのが、原因がはっきりしない低周波音です。
もう2年半以上調べ続けていますが、まだ完全な解決には至っていません。
それでも、これまでに試した調査方法や、今できている範囲での対処法をまとめました。
同じように困っている方のヒントになればうれしいです。
家の中で聞こえる低周波音はどんな音なのか
家の中で、低くて重たい「ブーン」という音がずっと鳴っている──
そんな状態が24時間365日続いています。
どんな音かというと、イメージはこんな感じです。
- 上空を飛行機が通過しているような、低く響く音
- 音にわずかな波があって、一定ではない
- 室内だと反響して聞こえる
- 外に出るとまったく聞こえない
- 窓を開けると少しだけ和らぐ
- 聞こえる人と聞こえない人がいる
特にポイントなのは、外では聞こえないのに、家の中だけで響くということ。
しかも、誰にでも聞こえるわけではなく、スマホで録音しても拾えません。
入居したばかりの頃は気になって眠れない日もありました。
今では少し慣れてきたものの、体調が悪い日や夜の静けさの中では、どうしても気になってしまいます。
音の原因として考えられたもの
原因としてまず疑ったのは、次の4つの設備でした。
1. ロスガード(熱交換換気システム)
ロスガード本体に耳を当てると、しっかりとした稼働音が聞こえます。
ただ、私が気になっている低周波の「ブーン」という音とは質が違うため、直接の原因とは考えにくい状況です。

2. エコキュート
エコキュートの沸き上げは日中に設定しています。
そのため、夜中まで響くような低周波音が出ている可能性は低いと判断しました。
3. 床暖房の室外機
床暖房を使っていない季節でも同じ音が聞こえるため、
床暖房の室外機が原因である線は薄いと考えています。
4. 太陽光発電のパワーコンディショナー(パワコン)
パワコンは発電中に「ブーン」という音が出ることがあり、室内でも聞こえます。
しかし、発電していない夜間にまで響くとは考えにくいため、こちらも決定打にはなりません。

ブレーカーを落として調べてみた
原因を突き止めるために、まずは分電盤のブレーカーを一つずつ落として確認していきました。

- 小さいブレーカーを順番にすべて落としても、音は消えない
- 最後に大元のブレーカー(家全体)を落としても、まだ聞こえる
家中の電気を完全に切っても音が残るなんて、正直かなり戸惑いました。
そこで気づいたのが、大元のブレーカーを落としても太陽光発電は止まらないという点です。
「もしかして太陽光関連…?」と疑い始めたものの、パワコンを自分で触ってトラブルになるのは避けたいところ。
そのため、1年点検のタイミングで確認してもらうことにしました。
1年点検で担当者に確認したが…
1年点検の際、担当の営業さんと監督さんに、この低周波音を実際に確認してもらいました。
しかし結果はどちらも同じで、「聞こえない」。
来てもらう前から薄々予想はしていましたが、この音は聞こえる人と聞こえない人がはっきり分かれるタイプのようです。
わが家でもその差は顕著で、夫はほとんど気にしていません。
ある夜中にふと目が覚めたときに「あ、これのことか」と気づいたらしいのですが、普段はまったく意識していない様子。
一方の私は、入居初日からずっと気になって仕方がない。
同じ空間にいても、ここまで感じ方が違うものかと驚くほどです。
その場では、営業さん・監督さんと一緒にパワコンと蓄電池のブレーカーを落とし、さらに外にある設備(エコキュートなど)もすべて停止して音を確認して回りました。
すべての機器が止まっていることを確認してから家の中に戻り、耳を澄ませると──
聞こえる。
いつもと同じように聞こえる。
つまり、家の電気設備をすべて止めても音が消えないということ。
この時点で、「我が家の設備が原因ではない可能性が高い」と感じました。
そして同時に、
『もうハウスメーカーに依頼できることはないかもしれない』
というのが、そのときの正直な気持ちでした。
同じ悩みを持つ一条オーナーさんからのコメント
以前書いた記事に、同じ一条オーナーさんからコメントをいただきました。
その方も、まったく同じような低周波の「ブーン」という音に悩まされているとのこと。
しかも状況が驚くほど似ていました。
- ブレーカーを全部落としても聞こえる
- 外に出ると聞こえない
ここまでは我が家とほぼ同じ。
ただ、一つだけ大きく違う点がありました。
その方の場合、「築3年目から突然聞こえ始めた」というのです。
我が家は入居初日から聞こえているので、「途中から聞こえ始めるケースもあるんだ」と正直驚きました。
生活習慣を変えたわけでもなく、3年目に突如発生するというのも不思議です。
築3年なら設備が劣化しているわけでもありません。
となると、外部から何らかの影響を受けている可能性はやはり否定できないと感じました。
周囲は住宅街で、工場があるわけでもなく、病院や店舗がある程度。
それでも外では聞こえない。
謎は深まるばかりです。
ただ、3年目から突然聞こえるようになったということは、逆に言えば、突然聞こえなくなる可能性もあるということでもあります。
この一言が、私には少し救いになりました。
2年半経った今の状況
入居してから2年半以上が経ち、当初のように眠れなくなるほどではなくなりました。
少しずつ慣れてきたのは事実です。
それでも、日によっては強く気になる日があるのもまた事実。
自分の体調が悪いせいで敏感になっているのか、
それともその日は本当に音が強いのか──
その区別すらつかなくなってきました。
試せる対策は一通りやってみて、現時点での結論はこうです。
「原因は特定できないまま、どうにか共存していくしかない」
なんとも歯切れの悪い結論ですが、これが今の正直な気持ちです。
完全に解決できていないからこそ、うまく折り合いをつけながら暮らしていくしかないのだと思っています。
唯一効果があった暫定対処法
どうしても気になってつらい夜に、いろいろ試した中で少しだけ効果を感じられたのがホワイトノイズでした。
スマホアプリ「White noise」にある「産業用ポンプ式温水器」という音を流すと、あの低周波音がほんの少しだけ紛れるように感じます。
長時間使うには向かない気もしますし、あくまで「気をそらす」程度の効果ではあります。
それでも、どうしようもなく追い詰められそうな夜には、“ダメ元で試す選択肢のひとつ”としては十分価値があると思っています。
一条工務店でオール電化にするなら知っておきたいこと
改めて振り返ると、一条工務店の家はまさに“家まるごと電化”と言えるほど、多くの設備が常時稼働しています。
- ロスガード(換気システム)
- エコキュート
- 床暖房の室外機
- 太陽光発電システム+パワコン
- 蓄電池
これらが24時間、途切れることなく動き続けているわけです。
便利で快適なのは間違いありません。
ただ同時に、それぞれの設備には必ず動作音があるということでもあります。
そして厄介なのは、音の感じ方は人によって大きく違うという点。
同じ家族でも「聞こえる人」と「全く気にならない人」に分かれることがあります。
そのため、“気になる側の人”に合わせて設計しておかないと、入居後にずっと我慢を強いられる可能性があります。
中でも注意したいのが、パワコンの設置場所です。
外壁に取り付けられることが多く、その裏側にある部屋では動作音が響きやすくなります。
寝室や書斎がその位置に重なると、後から「もっと考えておけばよかった…」となりがちです。
音に敏感な方は、間取りの打ち合わせ段階で「自分がよく過ごす部屋の近くにパワコンや室外機が来ないか」を必ず確認しておくと安心です。
パワコンは動作音だけでなく、外壁に伝わる熱の影響もあるため、設置場所は間取りとセットで考える必要があります。
このひと工夫だけで、入居後の「もっと気をつければよかった…」という後悔を大きく減らせるはずです。
