一条工務店の一体型連窓と引き違い窓、窓サイズの違いは?つっぱりカーテンレール設置比較と選び方

一条工務店の窓につっぱりカーテンレールは使える? 入居後の暮らし

「同じ5942という型番なのに、窓のサイズが違う…」

一条工務店の窓は、型番の頭文字だけで一体型連窓か引き違い窓かがわかります。図面だけを見ていると気づきにくいのですが、この違いによって細かい部分が変わってきます。

JM5942(一体型連窓)とJ5942(引き違い窓)では、窓枠の奥行きも段差の有無も異なります。つっぱりカーテンレールを設置した場合も、JM5942は余裕あり、J5942はギリギリという差が出ました。

今回は、実際に採寸した窓サイズと、ニトリのつっぱりカーテンレールを両方の窓に設置してみた結果をあわせて公開します。これから同じ窓に何かを取り付けたい方、カーテンやロールスクリーンの採寸に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

なぜ窓のタイプを見分ける必要があるのか

一条工務店の窓は、型番の頭に「JM」が付くか「J」が付くかで、構造が大きく変わります。
JMは一体型連窓(FIX窓と開閉窓が組み合わさったタイプ)、Jは引き違い窓を指します。

図面上では同じ「5942」という数字が並んでいても、実際の窓枠の奥行きや段差の有無は別物です。
つっぱり式のアイテムは、この奥行きの差によって設置できるかどうかが変わってくるため、事前の確認が欠かせません。

また、我が家の窓は「防犯ツインLow‑Eトリプル樹脂サッシ」のアルゴンガス仕様です。
昔はクリプトンガスが使われていて、そのぶんサッシの厚みも少し薄かったそうですが、今はアルゴンガスが標準になっています。
なので、我が家のサッシも現在の仕様とほぼ同じ、と考えてもらって大丈夫だと思います。

JM5942(一体型連窓)の窓サイズ

一条工務店の窓
JM5942の図面表記と意味

我が家のJM5942Nは一体型連窓で、網戸付きです。
網戸は室内側につきます。
床から窓下までは969mmという設計になっています。

ハニカムシェードは電動式の遮熱タイプで、リモコングループは「B」、ガラスはかすみガラスを採用しました。
電動式のハニカムシェードは操作がラクな反面、後ほど紹介するとおり、つっぱりレールの設置位置に制約が出てくる点には注意が必要です。

一条工務店の窓
JM5942のサイズ詳細

実際に測ってみたところ、サイズは幅約160cm・高さ約112cmでした。
型番「JM5942」を尺換算すると179cm×127cmになりますが、一条工務店の窓はここから約15cmほど小さくなるため、その前提で計算すると164cm×112cmになり今回の実測値と似た数値になります。
ところが、貸し出しタブレット(i-tab)では幅165.3cm・高さ117.5cmと表示されていて、 実寸・型番換算・タブレット表示がそれぞれ微妙にズレるという、なんともややこしい状態に。
ほんと、一条工務店の寸法はわかりづらい。

網戸がある場合、窓枠には段差があり、枠内につっぱり棒を取り付ける際はこの段差を意識する必要があります。
奥行きはガラス側が約160cm、室内側が約162cmと、わずかな差がありました。

一条工務店の窓
JM5942のサイズ詳細
ハニカムシェードの隙間サイズ詳細

四隅も測ってみたところ、左上は約10cm、右上は網戸があるため約6cmと浅くなっていました。
下側はFIX側が約15cm、開き側(網戸あり)が約11cmという結果です。
同じ窓でも場所によって奥行きが違うので、つっぱり式のアイテムを選ぶ際は、いちばん浅い部分の寸法を基準に考える必要があります。

J5942(引き違い窓)の窓サイズ

一条工務店の窓
J5942の図面表記と意味

一方、こちらのJ5942Nは引き違い窓で、網戸付きです。
網戸はよくある網戸と同様で屋外側につきます。
床から窓下までは同じく969mmです。

ハニカムシェードは手動式の遮熱タイプで、紐は左側に配置され、床から紐下までは1000mmとなっています。
ハニカムシェードの紐は窓枠合わせに指定しました。
手動式は電動式に比べて窓枠上部にコード類がない分、設置の自由度が高いように思えますが、実際に測ってみると別の制約が見えてきました。

一条工務店の窓
J5942のサイズ詳細

実測してみると、幅162cm、高さ112cm。
JM5942N(一体型連窓)と近いサイズですが、幅はこちらの方がやや広めでした。
窓枠の段差は「なし」で、フラットな作りです。

一条工務店の窓
J5942のサイズ詳細
ハニカムシェードの隙間サイズ詳細

四隅は、上部左右の幅がどちらも約3.5cmと左右対称、下部の奥行きも左右ともに約8cmと均等でした。JM5942Nのように開き側とFIX側で差が出る作りとは対照的で、引き違い窓は網戸が外に付くため、内側は左右均等に設計されていることがわかります。

つっぱりカーテンレールを両方の窓に設置してみた

ニトリのつっぱりカーテンレール

窓周りのアイテムとして人気の高い、穴あけ不要のつっぱりカーテンレール(伸縮式150〜190cm対応、マグネットランナー付き)を購入し、実際にJM5942・J5942の両方に設置してみました。
今回はこちらのニトリの商品を使っています。

⬇️150-190cmタイプ


⬇️55-75cmタイプ、75-110cmタイプ、110-150cmタイプ


ネジで長さを調整し、両端の脚部分を窓枠につっぱらせて固定するタイプです。

ニトリのつっぱりカーテンレールを開封した様子

JM5942(一体型連窓)への設置

JM5942(一体型連窓)は、余裕を持って収まり、しっかりと安定してつっぱらせることができました。
奥行きが約6〜10cmあることで、つっぱり部分の設置に無理がなく、見た目もすっきりと仕上がりました。

一条工務店の窓JM5942にニトリのつっぱりカーテンレールを取り付けた様子

J5942(引き違い窓)への設置

J5942(引き違い窓)は、つっぱり部分がギリギリの状態でした。
奥行きが約3.5cm前後と浅いため、隙間いっぱいに収まる形になり、JM5942Nと比べるとタイトな印象です。
設置自体は可能ですが、余裕を持って取り付けたい方には少し心もとなく感じるかもしれません。

一条工務店の窓J5942にニトリのつっぱりカーテンレールを取り付けた様子

設置してわかった3つの注意点

実際に設置してみると、気になるポイントが3つ見えてきました。

1つ目は、引き違い窓は隙間が狭いため、ハニカムシェードのわずかな段差により、設置位置が段差の下に限られてしまうということです。
窓枠の最上部に設置することはできません。

一条工務店の窓J5942にニトリのつっぱりカーテンレールを取り付けた際の注意点

2つ目は、レールの両端は構造的にランナーが届かない部分があるため、カーテンを閉めても左右に隙間ができてしまうことです。
完全に光を遮りたい方は、追加の工夫が求められそうです。

ニトリのつっぱりカーテンレールを取り付けた際の隙間

3つ目は、電動ハニカムシェードの窓は上部にコードが通っているため、コードを避けた位置に設置する必要があることです。

一条工務店の電動ハニカムシェードのコード

カーテンを選ぶ際に気をつけたいこと

今回はハニカムシェードとの隙間にレールを設置する前提で採寸しています。
ボリュームのあるカーテンだと、この隙間に収まりきらず、見た目がもたついてしまう可能性があります。

スッキリ見せたい場合は、1.5倍ヒダやフラットタイプのカーテンのほうが隙間に馴染みやすくおすすめです。
厚手で2倍ヒダのようなボリュームタイプを検討している方は、事前に隙間の奥行きと生地のかさばり具合を見比べておくと安心です。

また、つっぱり式のレールは幅が広くなるほど耐荷重が下がっていきます。
今回使用した商品の耐荷重は5kgです。
厚手のカーテンや複数枚を吊るしたい場合は、幅と耐荷重のバランスも確認したうえで選ぶことをおすすめします。

ハニカムシェードを採用しない場合の選択肢

今回はハニカムシェードを採用している窓での実測です。
ハニカムシェードを採用しない場合は、その分設置できる面積が大きくなるため、選べるカーテンレールの種類も増えます。

また、その場合はつっぱり式のハニカムシェードも選択肢に入ってきます。
一条工務店では扱いのない「ツインタイプ」も、市販品なら選べるのが嬉しいところです。
上半分をレース、下半分を遮光にしたり、すべて遮光にしたりするなど、採光とプライバシーを自分好みに調整できるのが大きな魅力です。
窓まわりの使い勝手を、後からでも柔軟に整えられます。


見た目をよりスッキリさせたい場合は、ロールスクリーンも選択肢のひとつです。
窓枠にフラットに収まるため、つっぱりレールとカーテンの組み合わせよりもすっきりした印象になります。


もうひとつ意識しておきたいのが、つっぱり式ならではのリスクです。
地震などの揺れで外れてしまう可能性もゼロではありません。
耐荷重だけでなく、固定方法や設置場所も含めて、総合的に検討していただくのが安心だと思います。

よくある質問

Q.つっぱりカーテンレールは、どんな窓にも設置できますか?

A.窓枠の奥行きが浅い場合や、ハニカムシェードの段差・コードがある場合は、設置位置が限られたり、隙間ができたりすることがあります。
設置自体は可能でも、見た目や機能面で妥協が必要になるケースがあるため、事前に一番浅い部分の奥行きを確認しておくと安心です。

Q.つっぱり式のレールは地震のときに外れませんか?

A.絶対に外れないとは言い切れません。
つっぱり式は構造上、強い揺れがかかると外れてしまうリスクがゼロではないため、耐荷重に余裕を持たせる、幅を必要以上に広げない、といった対策を意識しておくと良いと思います。
心配な方は、ビス留めタイプのレールや、より耐荷重の高い商品も検討してみてください。

Q.ハニカムシェードとカーテンは併用できますか?

A.併用は可能ですが、ハニカムシェードとの隙間にレールを設置する形になるため、隙間の奥行き以上にボリュームのあるカーテンだと収まりが悪くなります。
1.5倍ヒダやフラットタイプなど、比較的薄手のカーテンのほうがすっきり収まりやすい印象です。

まとめ

同じ「59」「42」という数字が並んでいても、JM(一体型連窓)とJ(引き違い窓)では窓枠の奥行きも段差の有無もまったく別物でした。
今回のように実測してみないと、この差にはなかなか気づけません。

つっぱりカーテンレールを検討している方は、型番の頭文字がJMかJかを確認したうえで、できれば一番浅い部分の奥行きを実際に測ってから購入するのがおすすめです。
JM5942のように奥行きに余裕がある窓なら安定して設置できますが、J5942のように奥行きが浅い窓では、隙間の位置やコードの有無によって設置できる範囲が限られてきます。

また、カーテンを選ぶ際はボリュームや耐荷重、ハニカムシェードの有無によって選べる範囲が変わってくる点も、あわせて意識しておきたいポイントです。
ハニカムシェードを採用しない窓であれば、つっぱり式のハニカムシェードやロールスクリーンなど、選択肢はさらに広がります。

これから同じ窓まわりのアイテムを取り付けたい方は、今回の実測データを参考にしていただければ、購入前の失敗をひとつ減らせるはずです。

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