一条工務店のグランスマートで平屋を建てた我が家。
タープリングを採用しましたが、実際に使ってみて後悔したポイントがいくつかありました。
これから採用を検討している方に向けて、失敗から学んだ教訓をまとめます。
高気密高断熱住宅の落とし穴
一条工務店のグランスマートで平屋を建てた我が家。
高気密高断熱は快適な暮らしの基本ですが、その一方で夏場は室内に熱がこもりやすいという弱点があります。
実際に、本来過ごしやすい季節である5月の段階ですでに暑く、扇風機をつけて寝るほどでした。
そのため、軒の長さが自由に決められない一条工務店の家では、外側での日よけ対策がとても重要になります。
💡設計の自由度が低い理由
一条工務店は性能を優先するため、軒の出や間取りの自由度が低いという特徴があります。これは高気密・高断熱を維持するための設計思想です。性能とデザインのバランスを理解し、制約の中で最適な選択をすることが重要です。
→ 一条工務店で家を建てるデメリット7選|後悔しないための注意点
日よけの基本:外で遮るのが最も効果的
室内に熱を入れないためには、窓から入る太陽光を遮ることが必須。
しかも、遮るのは室内ではなく”外側”が鉄則です。
というのも、どれだけ高性能なトリプルサッシでも、ガラスは壁より熱の影響を受けやすい素材だからです。
もちろん、ハニカムシェードも一定の効果はありますが、外側での遮熱にはかないません。
そこで活躍するのが、外壁に取り付けられる日よけ金具「タープリング」です。
タープリングとは?取り付けオプションの詳細
一条工務店では、外壁にシェードを取り付けるための金具「タープリング」をオプションで設置できます。

価格と仕様
- 価格:1個 2,000円(比較的お手頃)
- 耐荷重:20kg/個
取り付け方法の変化
いつからかは定かではありませんが、いつの間にかタープリングの取り付け方法が変更されました。
- 以前:ねじ止め
- 現在:接着剤で固定
見た目はスッキリしましたが、その反面、強度だけで言えばねじ止めのほうが安心感はあります。
さらに、まだ3年目ですが、既に根元がサビ始めているのが気になるところです。
タープリングの後悔ポイント4選
それでは、ここからは実際に住んでみて感じた後悔ポイントを紹介します。
1.設置面を間違えた
我が家の最大の失敗は、南面だけにタープリングを設置したことでした。
なぜ失敗だったのか
一般的には「南面=日よけ」というイメージがあります。しかし、我が家の場合は違いました。
- まず、東側が道路に面している
- そのため、夏の朝日が早朝からタイルを直撃
- さらに、実測すると、南面より東面のタイルの表面温度が高かった
想定外でしたが、東面のタイルは午前の時点で50度超えを計測。
南面よりも高い温度でした。
当然、窓にも同様の影響が考えられます。
つまり、本来は東面こそタープリング必須だったのです。
西面はどうする?
一方、我が家の場合、西面は隣家が近く影になるため必要性を感じていません。
とはいえ、西側が道路に面している家であれば検討したほうが良いでしょう。
【ここから学んだこと】日当たりは”立地 × 方角”でシミュレーションして決めるべき
💡図面段階で外構も含めて検討
タープリングの設置位置は、図面段階で窓の位置や日当たりを考慮して決める必要があります。一条工務店の図面は修正箇所以外も変わることがあるため、外壁の仕様やオプションの位置も毎回確認しましょう。
→ 一条工務店の図面は要注意
2.リング間隔が中途半端だった
我が家のタープリングは、両端の間隔が約270cm。
設計段階で何も指定しなかった結果、窓の斜め上に取り付けられています。
これが非常に中途半端でした。
市販シェードのサイズ問題
店頭で気づいたのは、市販シェードの多くが100cm単位で作られていることでした。
- 例えば、100×200cm
- または、200×200cm
- あるいは、200×300cm
残念ながら、欲しかった「270×200cm」は存在せず…。
苦肉の策:90度回転
そこで、仕方なく200×300cmを購入し、90度回転して使用することにしました。
たるみ問題
しかし、270cmのリング幅に300cmのシェードを付けると生地が余り、
たるんだ部分が網戸に引っ掛かるというストレスが発生してしまいました。
中間地点にも注目
大きなタープの場合、両端だけでなく中間部分にもハトメが付いていることがあります。
そして、このハトメの位置や数は商品によってかなり違います。
たとえば、中央に1つだけのものもあれば、2つ並んでいるタイプもあります。
そのため、いくつタープリングを取り付けるかを決める際には、
ハトメの配置を事前にしっかり確認しておくことが大切です。
💡ポイント:リング間隔は”100cm単位”にしておけばよかった
3.室外機用のタープリングを忘れた
ちなみに、実際に夏を過ごしてみて気づいた後悔ポイントがもう一つあります。
それは、エアコンの室外機にもタープリングを付けておけばよかったということです。
なぜ室外機に日よけが必要?
- まず、室外機が直射日光を受け温度が上昇
- その結果、冷房効率が低下
- 最終的に、電気代が上がる
特に、40度超えの猛暑が当たり前になった今、室外機の日よけは節電にもつながる重要ポイントです。
室外機は通風の確保も必要なため、光だけを遮るタープが効果的と言えます。
失敗から学んだこと:窓だけでなく、室外機エリアも検討すべき
4.取り付け作業の大変さを甘く見た
最後に、シェードの取り付けには脚立が必須であることを忘れないでください。
取り付けの実態
- 基礎が高いため、外から取り付けるには大きなハシゴが必要
- 大きなハシゴがない場合、室内から作業が想像以上に大変
- 2階建て以上の場合、高所作業になり危険
脚立選びの重要性
平屋の我が家は4段脚立を使用し室内から取り付けましたが、これでギリギリでした。
脚立は、カーテン取り付けや換気扇フィルター交換にも必要になります。
新しく購入するなら最低4段は必須だと言えます。
反省点:取り付け・取り外しのしやすさまで考えて設計すべき
実際の効果:シェードのある暮らし
とはいえ、苦労して設置したシェードですが、効果は抜群でした。
夏の強い日差しをしっかり遮り、室温の上昇を明らかに抑えてくれます。
もっとも、タープリングをつけ忘れた東側の朝日対策については、別途必要になりそうです。
まとめ:タープリングで後悔しないための4つのチェックリスト
1. 設置面の検討
- まず、南面だけでなく、実際の日当たりを確認
- 加えて、東面・西面の必要性も検討(特に朝日や西日)
2. リング間隔の指定
- 注意点として、市販シェードは100cm単位が多い
- したがって、使いたいタープのサイズを事前にリサーチ
3. 室外機エリアも検討
- あわせて、室外機用タープリングもあると便利
- その結果、冷房効率アップで節電効果も期待
4. 取り付け準備を万全に
- 最低限、4段の脚立を用意
- できれば、外回り用の大きな脚立があればさらに安心
最後に
家づくりは「後悔先に立たず」の連続ですが、その一方で、住んでから改善していくのもまた楽しみの一つです。
タープリングは1個2,000円と比較的お手頃。
後から追加するのは大変なので、必要そうな場所には最初から設置しておくのがおすすめです。
結論として、高気密高断熱の家だからこそ、外側での遮熱対策をしっかりと。
快適な夏を過ごすための参考になれば嬉しいです。
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