一条工務店グランスマート|床暖房の電気代は高いの!?電気代2年分を分析

一条工務店グランスマートの2年間の消費電力データと床暖房・冷房の電気代比較 電気代・太陽光

一条工務店の家(グランスマート)に住み始めて3年目になります。
我が家は一年の大半を、エアコン冷房と全館床暖房に頼って快適に過ごしています。

そう聞くと、
「一条工務店の家って、電気代はどれくらいかかるの?」
と気になる方も多いはずです。

そこで今回は、そんな疑問を持つ方に向けて、過去2年間の冷暖房に関する消費電力データを分析し、その結果をお伝えします。
なお、太陽光発電による売電や自家消費分は含めず、純粋な“消費電力”だけに絞った数値を紹介します。

我が家の基本情報と冷暖房の運用スタイル

まずは我が家のスペックと、冷暖房の使い方をご紹介します。

  • 建物:グランスマート平屋(27坪)
  • 地域:省エネ基準5地域※1の積雪地帯(夏は暑く、冬は寒いエリア)
  • 暖房設備:床暖房
  • 冷房設備:6畳用白くまくん1台「F式全館除湿※2
  • 運用方法:快適さを最優先し、ほぼ1年中24時間何らかの冷暖房を稼働

我が家では、「さらぽか」「レイエアコン」は不採用です。
さらぽかを選ばなかった理由はこちらの記事で紹介しています。
「27坪の家全体を6畳用のエアコン1台で冷やす」と聞くと不思議に思われるかもしれませんが、高気密・高断熱な一条工務店の家なら十分に可能です。
ただし、どの家でも同じようにできるわけではなく、間取りやエアコンの取り付け位置を事前にしっかり考えておくことが欠かせません。
こうした考え方は、フェッピーさんが提唱する「F式全館除湿※2」を前提にしており、家全体の空気の流れを計算したうえで成り立つ方法です。

【季節ごとの運用】

  • 冬(11月〜4月):床暖房で快適な室温をキープ
  • 夏(5月〜10月):エアコン冷房で暑さと湿度をコントロール
  • 唯一の無冷房・無暖房月:2024年5月のみ(消費電力:342kWh)

※1:省エネ地域区分がわからない場合は、こちらのサイトで簡単に確認できます。
※2:F式全館除湿については、フェッピーさんのブログをご覧ください。

高気密高断熱住宅の特性(夏と冬のコツ)

一条工務店の家は優れた断熱性能を持つ一方で、「一度家の中に入った熱が逃げにくい」という特徴があります。

そのため、グランスマート(2×6工法)のような住宅では、夏場は一般的な家よりも早めにエアコンを稼働させて温湿度を管理するのが、快適に過ごすコツです。

💡 冷房効率を高めるには「タープリング」が効果的
夏場の冷房効率を上げるには、窓からの日差しを外側で遮る対策も重要です。我が家では日よけ用の「タープリング」を設置しましたが、場所選びには注意が必要でした。
タープリング設置で後悔した4つのポイント

逆に冬場は、床暖房などで家が温まりすぎた場合、熱が逃げにくいため室温が下がりにくいという側面もあります。
実は、そんな冬の温度調節に意外と役立つのが「網戸」です。

❄️ 冬の温度調節には「網戸」が活躍!
一条工務店の家は「網戸がいらない」と言われることもありますが、冬場に床暖房で暑くなりすぎた際、サッと換気して温度を調節するのに非常に便利です。
一条工務店に網戸はいらない?意外な盲点は『冬』

季節別データ公開!床暖房 vs エアコン冷房

住み始めてから3年目にして、無冷房・無暖房で過ごせたのは「2024年5月(342kWh)」のわずか1ヶ月だけでした。
そこで、この「342kWh」を生活に必要なベース電力とし、各月の消費電力から差し引くことで冷暖房だけに使われたおおよその電力量を算出しました。

❄️ 床暖房(冬の電力消費)

時期家全体の消費電力
(2年平均)
床暖房のみの消費電力
(推計)
11月
(稼働開始)
436 kWh94 kWh
12月〜2月
(厳冬期)
649 kWh307 kWh

厳冬期は、床暖房だけで月に 307kWh を消費しています。

☀️ エアコン冷房(夏の電力消費)

時期家全体の消費電力
(2年平均)
冷房のみの消費電力
(推計)
6月
(初夏)
483 kWh141 kWh
7月〜8月
(盛夏)
527 kWh185 kWh

盛夏は、6畳用エアコン1台だけで月に 185kWh を消費しています。

結論:床暖房の消費電力は、冷房の約1.7倍!

冬の床暖房は夏のエアコン冷房の「約1.7倍」の電力がかかるという結果でした。
ただし、夏は6畳用エアコン1台のみで運用した場合の比較です。
夏にエアコンを複数台稼働させる場合は、床暖房と同等かそれ以上の消費電力になることが予想されます。

冷暖房費だけの「電気代シミュレーション」

次に、電力単価の影響を考えてみます。
以下の表は、上記の推計値をもとに「冷暖房にかかった電気代だけ」を試算したものです。
照明やその他家電の電気代は含みません。

費用項目単価 32円/kWh の場合単価 36円/kWh の場合
厳冬期
(床暖房:307kWh)
約 9,824円 /月約 11,052円 /月
盛夏
(冷房:185kWh)
約 5,920円 /月約 6,660円 /月

冬は1万円前後、夏は6千円前後という結果になりました。
これだけの金額で「24時間ずっと快適な空間」を維持できていると考えれば、決して高くはありません。

しかし、注目すべきは電力単価の違いです。
1kWhあたりの単価がたった「4円」違うだけで、冬は約1,230円/月、夏は約740円/月の差が生じます。
年間に換算すると大きな金額になるため、どの電力会社を選ぶかが想像以上に重要になります。

まとめ:地域に合わせた「電力会社選び」が大切

2年間のデータ分析から、我が家の電力消費の実態が明確になりました。

  • 厳冬期と盛夏は、やはり電力消費が大きい
  • 盛夏は太陽光発電の恩恵を受けやすいが、雪国では特に冬の発電量が落ちるため、厳冬期の電気代対策が家計の最大のポイントになる
  • 季節によって電力会社を変更するのも、有効な戦略のひとつ

地域によって電力事情は大きく異なります
今回は「雪国で床暖房+F式全館除湿の我が家」のデータをご紹介しました。

こうしたリアルな情報が、皆様の家づくりのヒントになれば嬉しいです。
特に「雪国で建てる方」や「太陽光発電を載せない選択をする方」は、ぜひ今回の数字を参考にしてみてくださいね。


あわせて読みたい関連記事:

タイトルとURLをコピーしました