全館さらぽか空調がアイキューブ・ナチュリアにも対応拡大|坪単価と費用感を検証

アイキューブ、ナチュリアでさらぽかが採用可能に 家づくり検討中・契約前

「全館さらぽか空調って憧れるけど、うちのグレードじゃ選べないんだよね」——そんな声を耳にすることがあります。

実は2026年7月3日から、この状況が変わりました。一条工務店が「全館さらぽか空調」の対応商品を拡大し、「アイキューブ」と新商品「ナチュリア」でも採用できるようになったのです。断熱性能の進化によって、これまでグランスマートとアイスマートに限られていた快適装備の選択肢が、より多くの方に開かれることになります。

全館さらぽか空調とは

一条工務店の全館さらぽか空調<公式サイトより引用>

全館さらぽか空調は、一条工務店が独自開発した小型デシカント技術を使い、一年を通じて家全体の温度と湿度を自動で調整するシステムです。
夏は湿った外気を除湿しながら換気し、床冷房で家の中にこもった熱を吸収することで、じめじめしない「さらり」とした涼しさを作り出します。
冬は同じパイプに温水を流すことで、足元からじんわり暖かさが広がる仕組みです。
高い断熱性能・気密性能があるからこそ実現できる、家全体をムラなく快適に保つシステムといえます。

ただし決して安価な装備ではなく、グランスマートやアイスマートでは坪単価15,000円~20,000の高額オプションとして案内されています。
※採用する時期や地域により異なります。

延床面積金額目安
25坪375,000円~500,000円
30坪450,000円~600,000円
35坪525,000円~700,000円

坪数が大きくなるほど金額も上がっていくため、延床面積が広い間取りを検討している方ほど、費用対効果をしっかり見極めておきたいところです。

今回のニュースのポイント

これまで全館さらぽか空調は、断熱等級7を標準仕様とするグランスマートとアイスマートでのみ選べる装備でした。
今回、断熱性能の進化を受けて、対象商品にアイキューブとナチュリアが加わりました。
対象は一部地域を除く全国です。

アイキューブは、すっきりとしたキューブ型の外観とバランスの良い住み心地で人気のモデルです。
ナチュリアは北欧をコンセプトにした木のぬくもりを感じるデザインが特徴の新商品で、「高い断熱性能で家じゅうを暖かく保つ」という考え方を受け継いでいます。
デザインや間取りの好みで商品を選んでも、快適な全館空調を諦めなくて済むようになったのは大きな変化です。

なお、アイキューブとナチュリアでさらぽかを採用した際の坪単価は、2026年7月時点でまだ公表されていません。
グランスマートやアイスマートと同額とは限らないため、検討される方は展示場や営業担当の方に最新の見積もりを確認することをおすすめします。

グランスマートオーナーとして感じること

我が家はグランスマートで契約していますが、宿泊体験で足元の冷えを感じたことから、全館さらぽか空調は採用しませんでした。
詳しくは別記事で紹介しています。
現在は27坪の平屋を6畳用エアコン1台で運用しており、イニシャルコスト・ランニングコストともにエアコンのほうが優れていると感じています。
故障や将来の買い替えの際も対応が簡単で、掃除も一般的な業者に依頼できる気軽さがあります。

逆にさらぽか空調が優れているのは除湿のしやすさです。
家全体を簡単に除湿でき、各部屋のドアを閉め切ったままでも快適さを保てます。
エアコン1台の運用では空気を循環させるためドアを10cmほど開けておく必要があり、この点は明確な違いです。

また、地域にもよりますが、さらぽか空調を採用したお宅でもエアコン冷房を併用するケースは珍しくないようです。
ここ数年は最高気温が40度近くまで上がる日もあり、さらぽか空調だけで夏を乗り切るのは難しくなってきているのが実情のようです。

まとめ

今回の対応商品拡大により、アイキューブとナチュリアでも全館さらぽか空調が選べるようになりました。
一方で坪単価15,000~20,000円という費用の目安や、除湿力とドアを閉め切れる快適さといったメリット、近年の猛暑ではエアコン併用が一般的という実情も踏まえて検討することをおすすめします。
ご自身の暮らし方に合った選択の参考にしていただければ幸いです。

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