太陽光+蓄電池は安い時間帯に充電すべき?実際に計算してみた

一条工務店の蓄電池には、安い時間帯に充電すのが得なのか? 電気代・太陽光

一条工務店で太陽光と蓄電池を採用すると、ついこう思いがちです。
「電気代が安い時間に蓄電池へ充電しておけばお得なんじゃない?」

ところが、実際に数字を計算してみると、むしろ損になるケースが多いという結果に。
もし今「安い時間帯に充電している」という方は、一度チェックしてみる価値があります。

わが家の電力プランの単価

現在、わが家はオクトパスエナジー(シンプルオクトパス)を契約しています。

  • 通常の買電単価:32.4円/kWh(基本単価28.4円+再エネ賦課金4円)
  • 10〜14時のみ:28.4円/kWh(期間限定で4円引きだった)

この「10〜14時だけ4円安い」という時間帯、なんだかとてもお得に見えます。
「この時間に蓄電池を満充電にしておけばいいのでは?」と考えるのは自然なことです。

見落としがちな「充放電ロス」の存在

ここで一つ、重要なことを忘れていました。

蓄電池は、入れた電気をそのまま100%使えるわけではありません。
充電・放電の過程で、必ずロスが発生します。

では、実際どれくらいロスがあるのか。
12月の実データをもとに、充電した電力量と放電した電力量を全部集計してみました。

わが家の冬の充放電効率は「約76%」

結論から言うと、実際の充放電効率は約76%しかありませんでした。

これは、12月に「充電した電力量」と「放電した電力量」を比べて算出したものです。
正直、想像していたよりもずっと低い数値です。

冬の気温が低い環境では、どうしても効率が落ちてしまい、このくらいまで下がることがあるようです。
さらに、気温が高い夏でも効率は約80%ほど。
つまり季節に関係なく、蓄電池はおよそ2割のロスが出るということがわかります。

実際に計算してみた

では本題の計算です。
安い時間帯(28.4円/kWh)に1kWhを蓄電池に充電したとします。
効率が76%なので、実際に使える電気量は0.76kWh。

この0.76kWhを得るためにかかったコストが28.4円なので、実質単価を計算すると…

28.4円 ÷ 0.76 = 約37.4円/kWh

わかりましたか?高くなっています。
では、改めて比較してみます。

使い方実質単価
普通に電気を買ってそのまま使う32.4円/kWh
安い時間帯に充電 → 蓄電池経由で使う37.4円/kWh

安い時間帯の電気を蓄電池に通したはずなのに、直接買うより5円も高くなってしまいました。 「安く買ったのに、逆に割高」という、ちょっと意外な結果です。

結論:買電での充電は割高になる

今回の条件(通常32.4円・安い時間28.4円・効率76%)を整理すると、安い時間帯に買電して蓄電池を充電するのは、お得ではないという結論になります。

したがって、現在の運用はこうしています。

  • 基本:太陽光の余剰分だけ充電する
  • 買電での充電:原則しない

蓄電池は「安い時間帯に満充電しておくのが正解」と思いがちですが、充放電ロスを加味すると話が変わってきます。
発電した電気だけを貯める運用が、一番ムダが少ないと感じています。

まとめ:「安い時間帯に充電している」人は効率込みで計算してみて

計算式はシンプルです。

充電単価 ÷ 充放電効率 = 実質単価

この実質単価が、普通に買う電気より安ければお得、高ければ損。
特に寒冷地では冬場に効率が下がりやすいため、思ったよりロスが大きくなることがあります。

もし「安い時間帯があるから充電している」という方は、ぜひ一度ご自宅の数字で計算してみてください。 意外な結果になるかもしれません。

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