【一条工務店】さらぽか?うるケア?我が家が「さらぽか空調」を採用しなかった決定的な理由

一条工務店グランスマートでみんなが悩む二択。さらぽかにするかうるケアにするか。 設備・オプション選び

一条工務店のグランスマートやアイスマートで家を建てる際、多くの施主が直面する究極の選択。それが、「さらぽか空調」にするか「うるケア」にするかです。

「一年中快適」というキャッチコピーには惹かれるけれど、高額なオプション料金に見合う価値があるのか……?と悩んでしまいますよね。
我が家では「うるケア」を選択し、「さらぽか」は採用しませんでした。

今回は、なぜ我が家がさらぽかを選ばなかったのか、そして「エアコン1台で快適に過ごす工夫」について詳しくお伝えします。

一条工務店の「さらぽか」と「うるケア」の違い

まず、2つのシステムの違いを比較表で見てみましょう。

項目さらぽか空調うるケア
主な機能床冷房
デシカント除湿
サーキュレーター
加湿機能付き換気システム
費用感坪単価 約2万円
(30坪で約60万円)
標準装備
(シリーズによる)
ハニカムシェード標準(遮熱タイプ)オプション(別料金)
得意な季節夏(さらっと涼しい)冬(乾燥を防ぐ)

以前は標準だったハニカムシェードですが、現在はオプション扱いとなっています。
一方、さらぽかを採用すると「遮熱ハニカムシェード」がセットで付いてくるため、単純なオプション代の差だけでなく、ハニカムの費用も含めたトータルコストで考える必要があります。

我が家が「さらぽか」を不採用にした3つの決定的な理由

1. 宿泊体験で痛感した「足元の冷え」としもやけ体質

最大の理由は、9月の残暑厳しい時期に行った「宿泊体験」での経験でした。
確かに空気はさらさらで快適なのですが、床暖房のパネルに冷水を流す「床冷房」の影響で、とにかく足元が冷え切ってしまったのです。

我が家は親子揃って「しもやけ」になりやすい体質
素足で過ごしたい夏場に、スリッパなしでは辛いほどの冷えを感じました。
結局、設定温度を上げても冷えは収まらず、夜には限界に達して「これ以上は無理……」とスイッチを切ってしまいました。
この実体験から、「我が家には合わない」と確信しました。

一条工務店のさらぽかはしもやけ体質の人や冷え性の人には向かない

2. エアコン1台(F式)で十分に除湿が可能だと判断

我が家が建つ地域は、年間を通して湿気が多く、冬は雨や雪が続くエリアです。
除湿の重要性は理解していましたが、「さらぽかがなくても、エアコンで代用できる」と考えました。

現在、我が家は「27坪の家全体を、6畳用のエアコン1台だけ」で冷やす運用をしています。
「そんなことが可能なの?」と思われるかもしれませんが、高気密・高断熱な一条工務店の家なら十分に可能です。

これは、家づくりブロガーのフェッピーさんが提唱する「F式全館除湿」を参考にした運用です。
設計段階からエアコンの取り付け位置や空気の流れを計算しておくことで、さらぽかよりも遥かに少ない電気代で、サラッと快適な空間を作ることができています。
ただし、F式全館除湿は試行錯誤を繰り返すなどその家にあったコツをつかむまで根気が要ります。
難しいことを考えずに除湿したいならば、さらぽかがオススメです。
F式全館除湿での消費電力や電気代についてはこちらの記事を参考にしてください。

※:F式全館除湿の詳しい手法については、フェッピーさんのブログをご覧ください。

3. 天井の設備を増やしたくなかった(メンテナンス性)

将来のメンテナンスコストも重要な判断基準でした。
さらぽかを採用すると、各部屋の天井にサーキュレーターなどの設備が埋め込まれます。
見た目はスッキリしますが、故障時の修理や交換の手間を考えると不安がありました。

一般的な壁掛けエアコンであれば、家電量販店ですぐに買い替えができ、最新モデルへの交換も容易です。
「将来のリスクを最小限にするなら、シンプルな壁掛けエアコンを主役にするのが正解」だと判断しました。

実際に選んだ「うるケア」の使い心地とメンテナンス

うるケアを選んだ決め手

  • Panasonic製という安心感:一条工務店とパナソニックが共同開発で信頼性が高い
  • メンテナンスの手軽さ:水道直結型なので、加湿器のような「水入れ」の作業が一切不要
  • 初期費用ゼロ:グランスマートでは標準装備のため、予算を圧迫しない
一条工務店の配管がうるケアに直接給水されるように分岐している様子

冬の乾燥対策には十分な性能

冬場、床暖房を使うと室内は乾燥しがちですが、うるケアを「加湿あり」で運用することで、湿度は50%前後をキープできています。
水入れ作業が一切不要でこの湿度を保てるのは、やはり大きなメリットです。

一条工務店のうるケアで加湿してあるLDKの相対湿度の推移。2026年1月分。

※湿度は地域差や間取りによって大きく異なります。

メンテナンスは「楽」だけど「ゼロ」ではない

「メンテナンス不要」というイメージがあるうるケアですが、フィルター掃除は必須です。

  • 排気(RA)フィルター:1〜2ヶ月に1回掃除。不織布フィルターを貼っておくと楽です。
  • 本体内部フィルター:年1回程度の交換。

実際に10ヶ月ほど使用したRAの純正フィルターは、不織布を貼っていても薄っすら黒ずんでいました。
なお、メンテナンスに関しては、ロスガードでも同様のため、うるケア独自の大変さではありません。

まとめ:何を優先するかで決まる「空調選び」

我が家は「足元の冷え」と「メンテナンス性」を優先し、さらぽかを見送りました。
初期費用を抑え、エアコン1台で夏を快適に過ごせている今の形に非常に満足しています。

こんな人には「さらぽか」がおすすめ!

  • エアコンの風が苦手で、床の涼しさを求めている
  • ハニカムシェードを全窓に付けたい(遮熱タイプがセットでお得)
  • 予算に余裕があり、難しい工夫なしで家全体を除湿したい

こんな人には「うるケア」がおすすめ!

  • 冷え性・しもやけ体質で、足元の冷えが心配
  • F式全館除湿を前提に、エアコン1台で効率よく運用したい
  • 天井の設備を増やさず、将来の故障・交換リスクを減らしたい

どちらにするか迷っている方は、ぜひ一度「宿泊体験」へ行き、夏場の床の冷たさを素足で数時間確かめてみることを強くおすすめします!

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